講演してきました
2025.01.26
1月24日(金)に浜松で開催された「内視鏡診療スキルアップセミナー」という講演会で講演してきました。私は、日本消化器内視鏡学会の医療安全委員会の副委員長として長く内視鏡診療の安全面に関わる活動をしてきました。そして、日本消化器内視鏡学会による消化器内視鏡に関する偶発症の全国調査の第6回、第7回のまとめ役をしたこともあり、今回はそれら調査報告に基づき消化器内視鏡での偶発症の現状とその対策について講演してきました。
実は、消化器内視鏡に際しては、第7回調査では全国的には全体として0.268%の頻度で何らかの偶発症が起こっております。偶発症を起こさないためには、適応からよく考えて、ともかく常に慎重な内視鏡検査に努めることです。検査終了後の対応も重要です。今回、偶発症報告をすることで、改めて確実な技術でともかく無理せず安全第一の内視鏡をしていこうと思った次第です。
私の次の講演は秋田大学の飯島克則先生で、おもに逆流性食道炎、バレット食道に関する内容でした。飯島先生とは胃酸分泌に関して学会でもいろいろと議論し合った中でありましたが、久しぶりの彼の講演を拝聴して、いろいろと勉強させていただきました。明日からの臨床に生かしていきたいと考えております。