一般内科 Internal medicine

⼀般内科

一般内科について

当院は内科全般の診療を行っております。
院長の古田隆久は、日本内科学会の総合内科専門医です。
消化器疾患に限らず、幅広い視野で診療を行っております。
内科疾患以外でも、どの科にかかったらよいのかわからない場合も、困ったことがあれば、何でもご相談いただければと思います。
診察の結果、当院で診療すべきか、他院や専門施設にご紹介すべきかを判断いたします。

日常生活の中でよく見られる発熱、咳、痰、喉の痛みなどの風邪症状をはじめ、花粉症等のアレルギー性疾患まで、幅広く診療を行っています。
地域の皆様のかかりつけ医として、コミュニケーションを大事にしながら一人ひとりに適した治療を行ってまいります。
健康に関してお悩みごとがありましたらお気軽に当院までご相談ください。

画像:一般内科

診療の流れ

お電話やホームページの予約サイトよりご予約ください。
当日、直接来院されても対応させていただきます。

※ご注意点

診察の順番ですが、ご予約の方が優先になります。
また、お身体の状態により診察の順番が前後することがありますので、ご了承いただければと思います。

高コレステロール血症、高脂血症

高コレステロール血症とは、総コレステロール値が220 mg/dlやLDLコレステロール値が140 mg/dl以上となったり、HDLコレステロール値が40 mg/dl以下になった場合を指します。
さらに、中性脂肪の高値を含めると高脂血症になります。
高脂血症の治療を行うのは、動脈硬化の進行を抑制するためで、これは動脈硬化疾患といわれる、虚血性心疾患や脳梗塞を予防するためです。動脈硬化は腎機能低下にも影響し、また、大血管では(解離性)大動脈瘤や末梢動脈疾患にも発展しえます。
動脈硬化は不可逆的な変化ですので、コレステロール値が高い方は早めの治療が将来の健康のために有用と考えます。
中性脂肪が高い場合も血管に障害を起こします。また、急性膵炎の原因となったり、脂肪肝の原因となります。
通常、高脂血症・高コレステロール血症のみで症状が現れることはありません。従って、健康診断で“脂質異常症”といわれても、自覚症状がないので放置してしまっている方も多いのではないでしょうか。実は、これが高脂血症の怖いところです。無症状でも放置しておくと、気がつかないうちに動脈硬化は進行してしまいます。症状が出たときには、動脈硬化が進んでしまった場合です。
もし、ご家族で若い頃からコレステロール値が高い方がいらっしゃれば、遺伝的な要因も考えられます。

画像:高コレステロール血症、高脂血症

検査

空腹時に採血検査を行います。当院には、血中の脂質を測定する検査装置が導入されているため、採血後15~20分程度で測定結果が得られますので、検査した当日に結果を説明して、それに応じた対応(薬物療法の変更等)を行うことができます。

治療方法・流れ

初診時には問診でこれまでの経過や家族歴についてお伺いします。
身長・体重測定、血液検査を定期的に行います。

  1. 体重の変化がないか
    (増えていないか)
  2. 定期検査や血液検査でLDL-CやTGに変化がないかをご説明します
  3. 血液検査結果等に応じて同じ薬を継続するか、変更が必要か等を検討します
  4. 次回の受診の予約を取っていただきます

    お薬は処方箋薬局で受け取ってもらいます。

検査結果について

当院には、中性脂肪やコレステロールの測定機器が導入されております。
そのため、採血後15-20分程度で結果は判明するため、採血当日に治療の修正が必要か判明し、適切な治療法を御提案できます。

糖尿病

糖尿病は、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまい、血管が傷害されて、臓器障害をきたす疾患です。血糖の上昇の原因はインスリンという膵臓から出て血糖をコントロールするホルモンの分泌が低下したり、インスリンに対する感受性が低下することによります。
血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に脳梗塞や心臓病、失明(糖尿病性網膜症)、腎不全(糖尿病性腎症)、手足のしびれ感・異常感覚(糖尿病性神経症)、ひいては足の切断といった、様々な合併症を引き起こします(糖尿病の慢性合併症)。
また、著しく高い血糖は、それだけで昏睡(こんすい)などをおこすことがあります(糖尿病の急性合併症)。

画像:糖尿病

初期症状

軽度の血糖の上昇では自覚症状が出にくいです。
高血糖における症状は、喉が渇く、水をよく飲む、尿の回数が増える、体重が減る、疲れやすくなる、などがあります。また、高血糖の場合に意識障害を来すことがあります。
糖尿病は主にI型糖尿病とII型糖尿病に分かれます。
I型糖尿病は若い頃に発症するタイプで膵臓からのインスリンが殆ど分泌されないため、インスリンの注射が必要です。
II型糖尿病は肥満や過食が原因で徐々に膵臓からのインスリン分泌が低下したり、体のインスリンへの感受性が低下したりします。内服薬での治療を試みます。
そのほか、慢性膵炎や内分泌疾患、肝疾患が原因でなる事があります。さらに、急激な発症の場合に膵癌の場合もあります。妊娠に際して高血糖となる場合もあります。

検査

血糖値が重要です。空腹時血糖値が126 mg/dl以上であったり、随時血糖値が200 mg/dl以上の場合に、また、HbA1Cが6.5%以上の場合に糖尿病型と判定します。
早朝空腹時血糖が110 mg/dl未満の場合には、正常型と判断します。それ以外は境界型とします。

治療方法・流れ

空腹時に血中Cペプチドを測定してI型かII型かを判別します。

  1. 来院時に採血(予定された場合)、血圧測定、体重測定
  2. 血液検査結果で血糖値やHbA1Cに変化がないかをご説明します
  3. 血液検査結果等に応じて同じ薬を継続するか、変更が必要か等を検討します
  4. 次回の受診の予約を取っていただきます

    お薬は処方箋薬局で受け取ってもらいます。

検査結果について

当院には、血糖やHbA1Cの測定機器が導入されております。
そのため、採血した当日に治療の修正が必要か判明し、適切な治療法を御提案できます。

高血圧症

高血圧症とは、一般的には診察室で計測した収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上の状態を指します。
高血圧の持続は動脈硬化を進行させ脳卒中や心筋梗塞のリスクを高め、心臓の機能が低下して心不全へ至るため、早めの是正が必要です。
高血圧を発症した場合、適度な運動や塩分を控えた食事などの生活習慣の改善が必要です。
こうした生活習慣の是正で改善がみられない場合には、降圧薬を用いた血圧の管理を行います。

高血圧は自覚症状がありませんが、自覚症状のないうちからキチンとコントロールしておくことが将来の健康のために必要です。

画像:高血圧症

検査

自宅血圧
血圧手帳をお渡しいたしますので自宅で少なくとも朝と夕の2回血圧測定をお願いします。
心電図
すでに心臓に影響が出ていないかを確認します。
胸部レントゲン検査
主に心臓の大きさを評価します。肺の病気のスクリーニングにもなります。
血液/尿検査
二次性高血圧の有無、腎機能検査、電解質の異常の有無
その他
腹部エコー検査での腎臓の大きさの評価、副腎腫瘍の有無

治療方法・流れ

積極適応が無い場合に当院では、降圧利尿薬やアンギオテンシンII受容体拮抗薬の少量から開始します。
自宅血圧を記録してもらい、診察時血圧と併せて血圧評価をして、降圧薬の継続、変更を検討します。

⽣活習慣病

生活習慣病とは

生活習慣病とは、食事・運動・休養・喫煙・飲酒などの生活習慣が、その発症や進行に深く関与する疾患の総称です。糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症、慢性腎臓病、そして日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中は、生活習慣病に含まれます。

生活習慣病の診療について

生活習慣病は予防と同時に早期発見が肝要です。
定期的に体重測定や血圧測定を行い、高血圧や肥満の評価をします。
また、血液検査も定期的に行うことで、糖尿病や高脂血症、高尿酸血症、慢性腎臓病も早期に発見できます。
大腸がんであれば、便潜血検査や大腸内視鏡検査で診断します。
胃がんは、胃カメラ検査で発見可能です。
胸部レントゲン検査も肺がんのスクリーニングになります。

検査

生活習慣病の検査の疑いのある場合に、検査を行います。
また、当院通院中の方には、主疾患とは別に生活習慣病に関連した検査をおすすめします。