第109回日本消化器内視鏡学会総会に行ってきました。
2025.05.20
2025年5月9−11日で札幌で開催された第109回日本消化器内視鏡学会総会に出席してきました。私は、日本消化器内視鏡学会の財団評議員であり、また、医療安全委員会のアドバイザーでもあるため評議員会に出席するため、初日の5月9日から出席しました。また、5月11日にワークショップでの司会があっため、全日程で出席することとなりました。そのため5月9−10日はクリニックは休診とさせていただきご迷惑をおかけしたことを心からお詫び申し上げます。
今回の学会の準備段階で、主題テーマとしてクリニックでの内視鏡の現状を議論するセッションを提案したところ採択されました、そして、「クリニックにおける消化器内視鏡診療の実像(診断、治療)」というセッションが設けられたため司会をしてきました。各演者の発表を聞いていましたが、実際のところ、基幹病院で実施されている内視鏡件数よりもクリニックで施行されている内視鏡件数の方が多いと思います。多くのクリニックで当院の検査数を遥かに上回る検査をこなして地域での早期癌の発見を含めて消化器診療に尽力されていることがよくわかった次第です。そして、腕に自信のある方が内視鏡クリニックを開いていることもあり、非常に質の高い内視鏡検査を多数こなしている様子がわかりました。さらに、鎮静やポリープ切除での安全性確保、偶発症対策等々で地域の基幹病院との連携等の重要性も改めて認識しました。
ワークショップ以外でも多くのセッションがあり、聴講し時には質問して理解を深めるとともに、存在感を示してきたりしました。
会長の山野先生は、以前札幌で講演したときから懇意にしていただいておりますが、再びお会いすることができましたし、また、学会総会に行くと、浜松医大に在籍時代からよく議論を交わした先生方に会えるため懐かしく、また、みなさんそれぞれ頑張っているため、改めて明日からの診療をがんばろうという気持ちになりました。



