今年も学会参加してます。
2024.07.22
浜松医科大学在籍中には診療に加えて教育、研究にも長く携わってきました。今でも教育や研究に携わりたい気持ちがあります。そのため開業後も学会参加は可能な限りしたい思っております。開業してから1年半以上経過しますが、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会や日本ヘリコバクター学会の学術総会に際してはシンポジウムの司会等の依頼があるので、企画段階から関与しております。また、学会に参加すると新たな情報が得られるため、いつもわくわくしながら学会に参加しております。学会参加期間中は、クリニックを不在にするため代診の先生をお願いしたりしますが、代診の先生の都合がつかない場合には休診とさせていただくことがあります。ご迷惑をおかけすることになりますが、ご理解いただければとおもいます。
今年は、2月に那覇市で開催されたGIweekに参加しました。構成学会の潰瘍学会の理事でもあり参加しました。
5月9-11日で徳島市で開催された第110回日本消化器病学会総会では、パネルディスカッション3「自己免疫性胃炎の病態解明と診療展開」というセッションで川崎医大の鎌田智有教授と一緒に司会をさせていただきました。自己免疫性胃炎に関しては、ピロリ菌の除菌に難渋した場合に実は自己免疫性胃炎の場合が多いことを2018年に英文誌に報告していますし、「胃と腸」誌をはじめいくつかの医学雑誌に総説も書いており、現在の日本の診断基準の作成にも加わっておりましたので、とても興味のある分野でした。多くの先生方がこの自己免疫性胃炎の課題に取り組んでおり、司会をしながらもとても勉強となりました。
5月30日から6月1日にかけて東京で開催された第107回日本消化器内視鏡学会総会では、シンポジウム8「消化器内視鏡診療とCOVID-19の総括:未知なるパンデミックに向けて」の司会を香川県立総合病院の稲葉知己先生とで単相しました。私は日本消化器内視鏡学会のコロナ対策の提言やQ&Aの作成メンバーでもあり、こうしたテーマでの発表や司会をしてきましたが、最近再びコロナ感染が増えてきており、タイムリーなセッションでありました。
また、最終日には自己免疫性胃炎の研究会にて自己免疫性胃炎におけるピロリ菌感染の有無の判別について私なりの見解を発表してきました。自己免疫性胃炎に関する私の見解について発表しました。
6月は日本ヘリコバクター学会学術集会に参加してきました。司会を1セッション、また、ピロリ菌の除菌難渋例に対する新たな治療方法についても報告してきました。日韓のシンポジウムもあり、以前から意見を戦わせてきた韓国のJUNG先生ともお会いでき、充実した学会参加となりました。
秋には第32回日本消化器関連学会週間(JDDW)があり参加して最新情報を得てきたいと考えております。